紳士は金髪がお好き
  [Gentlemen Prefer Blondes] '53
監督/ハワード・ホークス
出演/ジェーン・ラッセル、チャールズ・コバーン

STORY

ドロシー(ジェーン)とローレライ(マリリン)は、ナイトクラブのショーガール。ローレライは、フィアンセと結婚式を挙げるため、ドロシーと2人で船でパリへと向かう。しかし、そこには、ローレライの素行を怪しむフィアンセの父親が送り込んだ探偵マローンも一緒に乗り込んでいた・・・。
挿入歌「Diamond are a girls best freind」「When love goes wrong」「Bye bye baby」
ジェーン・ラッセルの出演料は10〜20万ドルだったのに対し、マリリンはたったの18,000ドルだったそう。

感想

お金が大好きで、珍事件を巻き起こすローレライと、それを尻拭いしてまわる姉御肌のドロシー。対照的な二人の共演が魅力的。二人の友情に好感が持てます。ブロードウェイミュージカルの映画化というだけあって、歌と踊りがたっぷりの楽しいコメディ映画。頭を空っぽにして、ガハハと笑いながら楽しみたいです。

MARILYN

これこそまさにハリウッドのセックス・シンボル、マリリン・モンロー。お金と宝石が大好きで、おつむが弱く、お尻を振って歩き、とぼけた受け答えをして笑いを巻き起こす。はまりすぎ!かわいすぎ!この映画が良作で、大ヒットしたために、マリリン=ローレライという図式が、世間一般の中に完全にできあがってしまったのは無理からぬことか。ラストで、ローレライはただのバカではなく、バカのふりをしている賢い女性だということが分かりますが、これは、マリリン自身や倫理を問う映画界に対する、制作側からの唯一の言い訳・・・?
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