■ナイアガラ 　 [Niagara] '53

監督/ヘンリー・ハサウェイ 出演/ジョゼフ・コットン、ジーン・ピーターズ

STORY ナイアガラへ新婚旅行に来た幸せなカップル。そこで彼らは、冷め切っている夫婦と出会う。セクシーで魅力的な妻は、夫に愛情はみじんもなく、愛人と会ったり、周囲の男性を誘惑したりしている。さらに、この妻は愛人と二人で、ある恐ろしい計画を立てていた・・・。 この映画で一躍有名になったため、マリリンにとっては出世作。挿入歌「Kiss」。

感想 男女のサスペンス愛憎劇、復讐鬼と化した男から逃げまどう妻・・・。ドキドキして楽しめました。壮大なナイアガラの景色がすごい迫力で、重要なシーンを盛り上げます。悪女ローズ（マリリン）のあからさまな色気ばかりに目がいきますが、ジーン・ピーターズも清楚で美しい。ちょっとしたナイアガラ観光ガイド映画としてもいける？

MARILYN 体にぴったりフィットしたスーツを着て、颯爽とモンロー・ウォークをするマリリン。ものすごくきれいで、ほんとに、オーラが出ている！という感じで、見とれてしまいます。モニタを通しても、あふれんばかりの魅力が伝わってきて、当時映画館でこの作品を見れば、マリリンの魅力に圧倒されてしまいそう。ところで、個人的に、マリリンほど悪女役の似合わない女優もいないと思います。鐘の音にうなされるマリリンは、むずかる赤ちゃんのよう。ラストの塔で追い詰められるシーンは、夫の方が悪役にしか見えない・・・（笑）。